1986年に一級建築士を取得してから、実務を経て現在は専攻建築士として戸建住宅・店舗建築部門と伝統建築保存修復部門へと専門性を深めてきました。
1995年阪神淡路大震災、2005年耐震偽装問題以降、専門性への責任が厳しく問われる昨今ですが、講習会やCPD参加で目に見える技術研鑽を行いながら、建築賠償保険も備えて建築士業務を行っています。大規模建築はあいにくできませんが、住宅・店舗を中心に専門性を生かした住まいづくり・店つくりにお役に立てたらと思います。
建築士と進める家づくり・・・コミュニティアーキテクト(地域建築士)
【1】どんな住まいにするかを考えましょう。
1. 家族の暮らし方のご希望をもとに、住まいへの希望を伝えてください。そのイメージをもとにして住まいの規模や形を考えていきます。
2. 数回の打合せを通じて少し前に進めてみようと思ったら、建築士業法による設計・監理契約を結びましょう。調査や基本設計まででもかまいません。設計監理業務の内容と設計料の支払時期等を十分理解の上、契約しましょう。
3. 敷地の地盤、高低差、日照などを調査し、建ぺい率や規制など法条件を整理します。これにより住まいのプラン、形の可能性が具体的になっていきます。
【2】基本設計 想いを形にしていきます。
1. 調査の結果をふまえて、建て主さま側のご要望を改めて確認・整理します。
2. ご要望の詳細を整理し、建築条件や工事予算も検討します。
3. 敷地の中の建物の配置図、各階の間取り図、外観図によって空間のイメージを図面にしていきます。当事務所では、わかりやすいように模型を作って説明いたします。
4. 概算の工事費と工事のスケジュールがわかってきます。
ラフスケッチや模型で打合せしましょう
【3】実施設計 詳細を図面にします。
1. 細かい寸法を決定し、仕様および住宅性能を設計図に表わします。
2. 構造設計者や設備設計者、造園家などさまざまな専門家が参加して詳細が決まっていきます。そのたくさんの情報をひとつのデザインにまとめあげるのが私どもの仕事です。
3. 建築基準法その他の法律等に適合しているか、市町村に確認申請や届けを出して進めていきます。
タイルや床材の素材選びは楽しみながら・・・。
【4】工事契約 工事費を決め、工事契約を結びます。
1. 適正な施工者の候補を選びます。1社だけの場合は、会社経歴や施工実績を確認しましょう。
2. 施工者の候補から工事の見積りを提出してもらい、その内容を検討します。
3. 最適の施工者を決め、工事契約を結びます。最終的に施工者を決定するのは建て主さまですができる限りのご協力をいたします。
【5】工事監理 いよいよ工事が始まります。
1. 設計図面に基づいて、私どもが監理します。建築家は、構造・設備・材質・品質の監理を行ない、質の高い住まいを実現していきます。
2. 建築家は、施工個所について不適切な場合は修正を指示し、複雑な個所については事前検討・承認の上、工事を進めていきます。
3. 円滑な工事のために、建築家と施工者は定期的に打ち合わせを行ない、建て主さまにとって満足のいく家づくりを目指します。
4. 完成すれば、建築家は必要な検査に立ち合い、工事完成の確認をし、建て主さまに引き渡します。これで工事の監理業務は終了します。
設計監理の費用については、「国土交通省告示第98号」を参考に見積を行い、合意により進めます。ご予算に応じた業務プランの作成も相談を受けて行いますので、ご遠慮なくお聞かせ下さい。
設計監理の進め方
問い合わせ・ヒアリング
↓←出張費について説明
現地調査・現地ヒアリング・初期アドバイス
↓←建築士証の提示
↓←次に進む場合は、重要事項説明(四会推奨)・・・・日額等
問題点の整理と事前調査(法律や補助)→維持・活用については別ルートで検討
↓←予算のすりあわせ(できること・できないこと)
↓←ご希望なら調査・設計・監理などの契約(概算による委任契約)
基本設計
↓←設計内容の説明
工事業者の選定と概算オーダー
↓←予算会議
↓←あれば建築確認申請等
実施設計
↓←打合せ
工事業者の選定と見積オーダー
↓←あれば補助申請
工事費検討・決定
↓←工事契約
着工
↓←工事監理
竣工
家づくり費用の計算例2022/35坪(115㎡)木造住宅の場合
■本体工事費 35坪×工事単価76万/㎡= 2,660万
■附帯工事費 上記の15%=399万 合計3,059万
■設計監理料 3,059万の10% 306万
■諸費用(建築確認費、保険、引っ越し、登記、税金等)
3,059万の5% 153万
■予備費 150万
以上総合計 3,668万