日本建築におけるその美しさは障子からぼやっと透ける光にあります。
でも寒い。障子紙一枚では、やっぱり寒い・・・。
そこで今回はプラダンの少し上等版「ツインカーボ4mm」を使いました。
ガラス用の上下溝を両面テープで敷居と鴨居の内側に取り付け、通常3×6版(1820×910mm)のツインカーボ(厚さ4mm)の上下を裁断し、ケンドン式にはめ込むだけです。左右のカットはあえてせず、召し合わせ(重なり部分)、をたっぷりとって気密性確保に役立てての省力工事にて「ちょちょいのちょい」でした。
ガラス用の上下溝はツインカーボ同士に隙間(2mm)ができるので、ガラス用の上下溝の代わりに木の桟で溝(ツインカーボちょうど二枚分の隙間ex.8mm)を作り出すことでその隙間をなくせることを後で気がつきました。2mmの隙間を埋めるにはツインカーボの端部にビニルテープや隙間用のモヘアでバックアップしてみることにしましょう。
紙張り障子の向こうは寒~い縁側だったので、これでぬくぬく過ごせそうです。→一冬これで過ごしました。かなり暖かくなりましたよ。
ツインカーボを使った伝統工法の家の断熱DIY
古屋のよさを生かして、その寒さ・暑さ・隙間対策を考えます。理論から実践、DIYまでとても役立つ一冊です。