登録文化財の活路 H30年度文化庁予算要求から

>>登録文化財と活用 サイトマップ

旧妙楽寺子院常住院の表門 桜井市指定文化財

今は亡き旧妙楽寺子院常住院の表門(旧多武峰小学校長屋門)
桜井市指定文化財ながらこの悲しい姿

「社会的・経済的価値をはぐくむ文化政策への転換」(実は観光利用)

平成30年度文化庁概算要求の概要>>
http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunka_gyosei/yosan/pdf/h30_gaiyo.pdf

■文化遺産コーディネーター育成講座に2千万円( 新 規 )
文化財管理業務や文化財の魅力発信のために観光関係民間団体や文化財課や学芸員を教育

■文化財の観光開発事業に4.4億円(補助率:原則50%) 補助件数:90件程度
観光資源らしい解説板、展示、便益、管理のための施設整備費に補助。

■「美しい日本」探訪のための 文化財魅力向上費に補助 3億円(補助率:原則50%) 補助件数:90件程度
文化財の外観、内装(ただし公開部分)の美装化に補助、観光のため。

■地域活性化のための美術・工芸品、文書の文化財調査・活用事業に5千万円( 新 規 )
これも多分観光資源か。ただし補助対象は地方公共団体(補助率:原則50%) 補助件数:25件程

■登録文化財保存修理の設計監理費補助 8.7千万円
補助対象:文化財の所有者、管理団体(補助率:原則50%) 補助件数:20件程度

全部でたったの9億円。平均的な市町村にすると、1市町村に100万円ほどです。

田原本の竹村家

落書きだらけの文化財 瓦が落ちてくるのでネットを張っています