>>http://www.bunka.go.jp/shinsei_boshu/kobo/h29_npo_kanrikatsuyo_jiritsushien_jigyo.html
歴史的建造物の自立
歴史的建造物の活用経費、人件費も含め300万円を文化庁が支給します。
対象は「実体のあるNPOなどの団体」です。
まず、建造物も、関わる人々もちゃんと「回る」(食べていける)、画期的なプロジェクトを提案します。
- そんなことができるならなぜ今までしてこなかったんだろう、
- 今までできなかったことが一時の補助金のおかげで回るようになるのだろうか?
とは思いますが、今まで「自分の足を喰ってきたようなタコ的」活動から、ひとまず一年だけ「経費」をつけましょうということ。
自転車操業脱出
さていままで「この手」の補助金をもらった翌年、どうでしたか?
「うちは毎年この手の補助金をさがしています=自転車操業です」、という方も多いのではないでしょうか?
あたりまえですが、常にメンテナンスと経費がかかる建物に、食べていかねばならない人々がかかわっていて、確かな収入なしでどうしてその活動を続けていけますか?
文化財性を保つことの前に建物自身の「存在」に関わる問題であることが大半です。
建築士やヘリテージマネージャーは、当然「クライアント」がないと食べていけませんが、建物・クライアントが食べていく方法は誰が考えるのでしょうか?
様々な関連法規や制度の中で常に「絶望的な課題」と「無関心な行政」がそこにいないでしょうか?
この事業は、「何が障害か」、あるいは「何が有効か」を明らかにすることを目的に、「課題とその打開策」を提案したら、その活動経費を出しましょうと言うことのようです。
Let’s try!