相続などで住まない・売れない古民家の活用

200114奈良盆地南部 街道筋の放置空き家3

活用の可能性の見極め方

①ベースは簡単な建物調査で、地域における意味合い、歴史的背景、建物の状態把握が必要
・・・ここで改修費用の心構えくらいは把握しておく

②次に、建築規制と使える補助金の確認(国の文化財登録や景観指定等の可能性含む 役所調査等 ) は必須
・・・ここでつまずいたら先は難しい(一低専や市街化調整区域の場合は「商用利用」の抑制が基本、文化財・景観的価値がないと使える大きな補助はバリアフリー・耐震や過疎化対策・空き家系となる)

③活用可能性の検討
・・・特別な地域か規制緩和がなければ合法用途の選択肢が少ない 、周辺調査等( マーケティング 調査)

④活用事業者を探す
・・この難所をどう越えるかが一番(専門サイトへの登録に加えてPRサイトを作るのも大事)、コンサル会社からヒントをゲット&依頼も増えています

⑤契約方法を決める
・・・誰が改修費を出すか、賃料、場合によったら再度ターゲットを絞って売買?と進む サブリース契約も増えている

200114奈良盆地南部 街道筋の放置空き家2

■簡単な状況調査にかわるものとして自治体の「耐震診断の補助」を使って、「基本建物調査」を兼ねることは、よくあります。初期費用を抑えたい方が多いためです。が、実際は初期投資はむだにはなりません。専門家は専門家をよく知っています。人的フォローが一番効果的です。

■税務的なことについては、プライベートな事情があると思いますので、ご自身で、できるだけ把握しておいてください。限界があるようでしたら、専門家を一緒に探しましょう。今までこの一番大事点がすっぽり抜けているケースが非常に多いです。また相続業務に明るい税理士・FPは案外少ないことがわかります。