【相談】
和歌山県で、築20年ですが、伝統的な土壁の家の所有者です。
和歌山県で、築20年ですが、伝統的な土壁の家の所有者です。
壁が多く、しっかりした造りに見える建物ですが、床下をのぞくとコンクリートの基礎がなく耐震に不安があります。この中古住宅を購入するときに簡易な耐震診断をしましたが、そのままにしており、最近になって、伝統的な構法の為、新たに調べなおした方が良いのかと思いお尋ねします。
また、伝統構法を耐震診断するのにどのくらい費用がかかるのでしょうか?
また、伝統構法を耐震診断するのにどのくらい費用がかかるのでしょうか?
【答え】
神戸市耐震診断員(市の事業)として診断する場合を例に申し上げます。
神戸市耐震診断員(市の事業)として診断する場合を例に申し上げます。
仮に、100㎡前後の木造(平屋・2階建て)を想定すると、間取り調査と*「一般診断」という診断で評点を出します。現地調査と診断後の報告のための訪問がセットで税別50000円で、お受けしております。(神戸市なら、全額補助金でまかなわれます)
なお遠方の場合、交通費と経費(20%)は別途とご理解ください。
ちなみに、貴邸の築年からいうと、建築確認の図面と書類、及び検査済証があるはずですね。
建築基準法に準じて建設されている場合、直近の法改正2000年より後の建物よりは弱い可能性はありますが、1981年までの旧耐震基準の建物と比べる大きく「耐震性が劣る」ことはないとも拝察しますが、いかがでしょうか?
また、当時「伝統構法としての構造計算」がされていたかどうかわかるといいのですが・・・。よって、建設当時の書類(構造計算の書類)がおありだと、耐震の診断や改修の判断に役立つと思います。
仰せのように「一般診断」とは別に、民家や町家など伝統構法のための診断方法である、*「限界耐力計算」を望まれる場合は、建物を詳細調査することからスタートします。
また、どんな規模の改修を前提に診断するかなど、建物の規模・状態や改修の程度の見込みにより費用が違ってきます(診断の深度・精度の違い)。
よって、おつもり(かけられる費用)やその他のご希望を、お聞かせいただいた方がいいようです。(どの程度の予算ならどうできると、お答えできると思います)
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診断法について
*「一般診断」 原則、非破壊・目視による調査により、耐力要素を確定もしくは類推し、劣化度などによる調整後、壁量が足りているかどうかを計算します。
*「限界耐力計算」伝統的な耐震要素をもとに地震時の建物のねばりを計算し倒壊の恐れを計算します。
厳密な「限界耐力計算」と「平屋モデルによる診断」(2階建てを平屋に見なした計算方法)があります。
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診断法について
*「一般診断」 原則、非破壊・目視による調査により、耐力要素を確定もしくは類推し、劣化度などによる調整後、壁量が足りているかどうかを計算します。
*「限界耐力計算」伝統的な耐震要素をもとに地震時の建物のねばりを計算し倒壊の恐れを計算します。
厳密な「限界耐力計算」と「平屋モデルによる診断」(2階建てを平屋に見なした計算方法)があります。
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お答えになったでしょうか?木造の耐震診断は複雑ですので、これをお読みになって逆に悩まれるようでしたら、
今後は、お電話を頂戴した方がよろしいかもしれません。
今後は、お電話を頂戴した方がよろしいかもしれません。
お気軽にご連絡いただければと思います。